<<日本一のストライカー1>>
昨年12月2日、いつものように休講はないかと大学の掲示板を眺めていると、
「釜本邦茂200ゴールと人生」と言う掲示が目に入ってきました。
え!釜本講演・・いつ、えっ!今日の2講時、うわ〜と瞬間、体がカーとなり、
心臓がドキドキしてその場にたちすくんでしまいました。
その日は試験も近く、出席しなければいけない講義があったんですが、
釜本さんの話が聞けるなんてことは、めったにないことだし、
勉強と比較できないことだと自分に言い聞かせ、急いで講演場へ走りました。
釜本さんについては、彼の全盛の頃僕は小学生だったので、
プレーなどは実際に観た事がなく、
また、その頃は試合を観るよりもプレーする方に夢中だったのでよく知りません。
しかし今日、ちょっとサッカーが分かるようになって振り返ると、
その偉大さが良くわかります。中学生の頃だったかと思いますが、
2段ベットの上で見ながら兄の買ったサッカーマガジンを読んだのを思い出します。
それには「釜本邦茂物語」とか言う連載分が載っていて、
本など読んだ事がない僕が夢中になって読んだのを思い出します。
中学生の頃は背が低くて悩んだことや、早稲田受験のことなどが書いてあり、
僕も釜本さんみたいな選手になるぞと希望に胸を膨らせたものでした。
福井信治 1980年 同志社大学 2年
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