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卒業作文:特賞

 もう卒業なんだと思うと、とてもさみしく感じます。入部してから今日まで
時間がたつのがはやすぎて色々なことが思い出されてきます。一番の思い出は、
全日大会で予選の1回戦で負けてしまったことです。ぼくは、負けたことが
信じられなくて悔しくてぼうぜんとしていました。6年になってからの試合
では負けることがなく、中央大会のことの話を皆と話していました。
この負けた試合では、お母さんたちは後半が終わるころにグランドに来て
いましたので、ほとんど僕たちの試合を見ていませんでした。
でも見れなかったお父さんもいました。ぼくは帰るのがいやでした。
佐久田コーチが僕たちをなぐさめに来てくれましたが、かんとくは僕たちに
あやまっていたのでとても不思議でした。

しかし、この全日1回戦負けの悔しさのおかげで、その後の大阪スポ少中央大会
での優勝につながったので、とても忘れられない思い出になりました。
スポ少大会では、優勝のことを考えたことがなくて、決勝トーナメントの
1回戦から調子がよくて、しかもキャプテンのウッチ―が病欠なのに、
5年生のそうた、りょうだい、古川君の3人の活躍でとうとう決勝戦まで来た時に、
ウッチ―が来てくれました。決勝戦は延長のあとPK戦になり、カイチが
あいてのキックを止めて優勝しました。お母さんやお父さんが泣いていました。
ぼくらは勝ったけれど涙は出ませんでした。優勝した時にぼくは、全日の
1回戦で負けた時のことを思い出していました。
佐久田コーチのようにサッカーがじょうずになりたいので皆が一生懸命に
佐久田コーチに勝負をいどんだおかげだと思っています。
近畿大会に大阪代表で出た時のことはそんなにぼくにとって、すごい試合
ではなくて、やっぱり全日大会で1回戦で負けてしまったことがきっと、
ぼくの人生から忘れ去ることがないと信じています。


 それから何と言っても絶対の思い出は、大山合宿でのバーベキューと、
きもだめしは一生忘れないと思います。

この5年間、楽しかったことや悲しかったこと、つらくなったこと・・・・
いっぱいあります。

かんとくさんにはサッカー以外のことを色々と教えてもらいました。
もちろんサッカーもですが、ぼくらが卒業しても元気でいてください。

ありがとうございました。


監督 横谷義信