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            サンクラ<直木賞> 
 
 「チーム」 
 
   
 「まだ終わっていない」? あきらめるな! 
 
と言う、二つの言葉を自分に言い聞かせました。この試合はスポーツ少年団 
北河内大会の決勝戦です。 
後半の給水タイムを終わって、0−2 のビハインド、残り10分で、しかも 
相手は宇山SCだから、正直もう無理だと思った。それでも「まだいける」の 
声掛けをしました。味方にも自分にも、ぼくがこうした言葉をかけれたのは、 
監督のおかげでした。キャプテンが沈んだらチームは終わりと言う言葉です。 
ぼくは、キャプテンだったのでマイナスな感情をプラスな感情に変えようと 
努力しました。 
 
 そして、残り10分が始まりました。ぼくは石本コーチに教えてもらった 
ルーティーンをし、神様にこう言いました。「勝から見守って」・・・・ 
スタートして直ぐに岳のスローインから、ゆうきのロングシュートが決まり、 
1対2になりました。この瞬間…「勝てるかも」・・・・と思いました。 
でも2点目がなかなか入らず、残り3分になって混戦からケンシが決めて 
 2−2 とても嬉しかったです。ぼくは、その前の競り合いでこけていた 
ので、ゴールシーンを見ていませんが、みんなが喜んでいたので、入ったと 
わかりました。宇山も焦ってきて、右サイドを上げてきたので、穴だと思った。 
そして残り1分でした。ゆうきからのパスに反応して、カットインしてシュート。 
それがうまく左すみに吸い込まれた時は、体が震えて嬉しさでいっぱいでした。 
ベンチを見ると石本コーチが立ち上がって喜んでいたのが、 
とても忘れられないです「笑い「」。そして試合終了・・・・。 
北河内大会の優勝で終わることになり、とても嬉しかったです。 
 
 ぼくは、この試合で学んだ事を後輩たちに伝えたいことが三つあります。 
 
一つは、キャプテンはチームがしんどい時に引っ張ってほしいということです。 
そして、チームの代表として、選ばれたので自信を持ってほしいです。 
ぼく自身はあまり自信をもてなかったので、持ってほしいです。 
 
二つ目は、努力は裏切らないという事です。神様は大事な時に力を 
貸してくれると言うことです。三つ目は、最後は諦めるなと言うことです。 
あきらめなかったら何かが起こります。 
 
チーム全員が、「勝つ」 と言う気持ちと日々の努力でキセキが起こると 
言うことです。でも、この試合は「必然」として起こったキセキだと思います。 
 
ぼくたち6年生を超すチームになって下さい。 
 
そしてぼくは、自信を持って「プロ」の道に進んで行きたいと思います。 
 
 
 
※石本コーチが飛びあがった時に、椅子から落っこちたのを覚えて 
います「笑」・・・・。あのシュートは小学生では出来ないほど素晴らしい 
逆転シュートでした。  
皆それぞれの道を歩み始めているんだろうなあ・・・・・・・・。 
 
 
監督 横谷義信 |