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デットマール・クラマー氏 死去

 

日本のサッカーの父と呼び続けられた、当時の西ドイツの

サッカー指導者クラマーさんの訃報の知らせを聞くことになり、

とても残念な気持ちとともに哀悼の意を表したいと思います。

享年92歳

 

私が大切にしている書物の中で最高の位置を占めている

クラマー氏の解説文の中に・・・・・・・

 

物を見るのは魂であり

 

  目それ自体は盲目である

 

    物を聞くのは魂であり

 

      耳それ自体は聾である

 

彼が残された有名な言葉があります。高校生の自分には

何のことか当時は解ろうともしなかったのですが、やがて

大人に成るにつれて全体を観察できる視野の大切さ

と言うものが判るようになったような気がしています。

メキシコオリンピックの銅メダリストの釜本氏が、講演で必ず

出てくるのがクラマー氏が俺を西ドイツに連れて行こうと

してくれた人・・・自身の肝臓の病気のために実現

できなかったのですが、「日本のサッカーの父」や! 

いつも言っておられたと思います。

 

クラマー氏の日本での指導がなかったら、きっと今の

日本のサッカーの発展と言うものが実現できたか

どうかは・・・・・  合掌。

 

監督 横谷義信