U−10リーグ結果
[第1試合]
枚方サンクラブ 8(4−1 4−0)1 樟葉FC
【得点】秋山3 オウスケ4 ケンシ
[第2試合]
枚方サンクラブ 3(1−1 2−1)2 ジョカーレ
【得点】リキ オウスケ ケンシ
[第3試合]
枚方サンクラブ 0(0−1 0−0)1 KSC
<総評>
今日のリーグ戦は、「先発メンバー」「交替」などの選手起用、
その他「ポジション」を含めたゲームプランも、全て子ども達に
任せることにしました。
メンバーを決めるに当たって子ども達にお願いしたのは、次の
3点です。
(1) 10人全員が同じ時間プレーできるように決めてほしい。
(2) GKは3試合の前後半で6名、全て違う人が務めてほしい。
(3) 全員がいろんなポジションにチャレンジしてほしい。
「U−10の子ども達に果たしてそこまでできるのか?」
疑問に思われる方も多いかも知れません。でも、子ども達は大人が
思っているほど未熟ではなく、大人よりも創造力は豊かです。
「練習でやったワンツーで突破するとか、何か面白いことをやってや。」
その言葉に応えるように第1試合では、凄いゴールが生まれました。
右サイドでボールを奪ったオウスケが前が詰まったと判断して左にいた
トモヤにパス。同じようにそれを感じ取ったトモヤが左サイドの秋山に
大きく展開します。流れるようなパスを受けた秋山が綺麗なアーリー
クロスをゴール前へ。これをいつに間にか走り込んでいたオウスケが
きっちりとヘディングで流し込みました。
Jリーグでもなかなかないようなゴールでした。
第2試合ではこんなことがありました。
2−1とリードした後半残り5分。どうしても追加点が欲しい時間帯です。
CKのチャンスが連続で訪れます。3回連続のCKが相手の必死のクリアに
防がれた4回目のCK。「おいショートコーナーやるぞ。」のキッカーの
声に全員が反応し、トモヤ→サツキ→ケンシと繋いで待望の追加点を
奪ったのです。
同じように第3試合でも、感心させられる出来事がありました。
「0−1」1点ビハインドで迎えたハーフタイム。「ここまで来たら3連勝
したい。」そう思ったのでしょう。
「コーチ、(勝てるように?)メンバー変更してもいいですか?」(選手)
『自分たちで決めてください。』(私)
「みんな順番に出ると決めたから、最後までそのルールを守ってやろう。」(選手)
「そうやな。最後の最後負けそうになったら、元気な選手が入ろう。」(選手)
もし、私が最初からメンバーを決めて、今日の3試合の目先の勝敗にのみ
拘っていたなら、おそらく後半は一番点が取れそうなメンバーに交替
していたことでしょう。その前の2試合もそうしたかも知れません。
でも、それはいろんなポジションを経験したり、全員に同じだけのチャンスを
与えることを放棄することになります。
結果は負けることになりましたが、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の
負けなし。」とはよく言ったもので、こういうサッカーをしたら負けてしまうと
いうことを学んでくれたと思います。
「自分のことは自分でやる。」
「自分たちで判断し、自分たちで考え、自分たちで乗り越える。」
そういう子ども達に育ってほしいと思います。
暑い中、応援にきていただいた保護者のみなさん、ありがとうございました。
PS.参考までに。 → http://www.sakaiku.jp/column/thought/2013/003947.html
廣岡コーチ
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