全国高校サッカー選手権大会 滋賀県大会決勝戦
私立綾羽高校が、ボトムアップサッカーで強豪・野洲高校を
3−1で破り選手権初出場を果たしました。
ボトムアップの基本的な考え方である、子ども達を「認める」、
子ども達に「任せる」、子ども達の力を「引き出す」、子ども達に
「考えさせる」方針のもと、3年連続で苦杯をなめていた
野洲高校を遂に撃破したのでした。
そもそもボトムアップの考え方を広めたのは、2003年に
広島観音高校を率いて全国高校総体を制した畑 喜美夫監督
(現安芸南高校監督)です。畑監督は、「信頼と絆」を合言葉に
全体練習は週2回、練習メニューやメンバー選考を含めた試合の
マネジメントも全て子ども達に任せるやり方で、イマジネーション
&シンキングフットボールを展開し、無名の公立高校を、高校総体
優勝に導くとともに、サッカーどころ広島県から選手権出場も
果たしています。
http://www.youtube.com/watch?v=jafWCgKDZuc
今朝、綾羽高校 岸本幸二監督に激励のメールを送ったところ、
「選手達を信じています。最幸の報告ができるよう頑張ります。」と
いう返事が返ってきました。
そして、試合終了後、祝福のメールを送ったところ、「選手達の
力は無限大でした。」という返事が返ってきました。
「信頼と絆」で結ばれた見事な優勝でした。
選手権では、同じくボトムアップ仲間である松商学園(長野県代表)と
ともに、イマジネーション&シンキングフットボールを展開して
くれることでしょう。
最後に、池上 正コーチ(京都サンガFC・アカデミーダイレクター)の
連載でも有名な「サカイク」にいい記事が載ってあったので紹介します。
コーチや保護者の方々にも、是非読んでいただければと思います。
http://www.sakaiku.jp/series/players/
http://www.sakaiku.jp/series/players/2013/005860.html
【参考】
綾羽校サッカー部では、『自主・自立・人間力の向上』を指導の柱とし、多くの学校で
取り入れられている『トップダウン方式』ではなく、『ボトムアップ方式』の選手指導を
行っています。
選手達を信じ、自主性を持たせることや自ら考えさせることは、選手を一人の人間として
自立させるためであり、選手に責任を与え、任せることによって成功と失敗を繰り返し、
自ら考える術を学び、選手としても人間としても成長できると考えています。
人間力を向上させ、結果に至るまでのプロセスを大切にするからこそ、選手達の成長
スピードも格段に速いと言えると考えます。
※ ボトムアップ → 下からの意見を上部へ汲み上げること。現場からの提案を採用
すること。(反対語はトップダウン)
廣岡コーチ
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