全日大会を振り返って〜〜
6月8日・・・子ども達にとって初めてのJグリーン堺でした。
魔物が住んでいるようなJグリーンのピッチ?
どっちに攻めてよいかわからないピッチ?
できたら〜このまま試合に出たくない?観ているだけでも〜?
全く、声が出ないというより、声を失ってしまったような・・・・?
隣のピッチでは、日本デフェリィング協会主催の大会が行われていました。
デフェリングとは、{ろう者}話すことが出来ない、喋ることが出来ない人達が
集まって日本代表として世界の舞台で戦うために、ハンデをものともせず、
勝利に立ち向かって必死に戦っている人達なのですが、試合後に子ども達に
少しだけでも話したかったのですが?
落ち込みが激しい様子だったので話せずにいました。
彼らは、話せないと言うハンデを背負うどころか、それを補うだけの体での
ジェスチャーに、ボディータッチ、そして力を振り絞った「うめき声」に、良く見る!
と言う五感に近い本能をフルに使ってサッカーをする技能を自分で作り出して
戦っています。この試合を観ての子供たちの気持ちが少しでも、
いつかは変わってくれれば〜と思いつつ・・・・次にチャンスがあれば、
この大会だけを観戦できるときに君たちの反応を見たいなと思っています。
君たちは、声も自由に出せるんだよ? なのに?・・・・・・
君たちは、ボディータッチも出来るんだよ? なのに・・・・・
自分のやりたいことを友達に伝える手段と言えば?
誰かに伝えてもらうんじゃなくて、自分で伝えるんだよ!
好きなことをするだけのリスクも大切だと思える日を、早くわかって欲しいですね!
全日が終わって、ひとつ成長できる日を楽しみにしています。
監督 横谷義信
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