「サンクラブの思い出と感謝」
西牧野小 卒 吉村駿佑
サッカー、それはスポーツの楽しさとの出会いでした。
1年生の頃、サンクラブに父の進めで入部しました。当時は、サッカーも含める
スポーツ全般が嫌いでした。なので、やる気もほとんどなく、ただ、時計を
見つめて・・・「早く終わらんかなあ〜」など、思っていました。しかし、
あるきっかけで、スポーツやサッカーが好きになりました。
三年生の二つのきっかけ・・・・一つは、父さんにJリーグに連れて行ってもらったこと。
もう一つは、中宮との練習試合でのことです。監督が、僕に「次の時、
点入れたらギョウザ10人前や」といって、僕は「そんないわれても、無理です」・・・と
笑いながら返事しました。ワクワクした状態で試合に臨みます。試合半ばでしょうか、
センタリングのボールを、僕がジャンプした時に、膝に当たりました。
ボールが真っ直ぐ飛んでいき、ゴールど真ん中に入りました。僕は何とも言えず、
目をパチパチさせていました。僕にとっての初ゴールです。喜びたいけど、
まだ静かな僕がどこかにいて、その時は嬉しい顔を隠していました。
僕にとっては、点を決めることは珍しいことです。今までで四点しか
決めたことがありません。全てが練習試合です。でも僕は楽しかったと思えば
良いと思っています。これがきっかけで、サッカーが好きになれた自分。
どこかサボっていた時もあった。頑張れない時もあった。それがまた、
バネになればいいとわかるようになった。コーチの皆さん監督にもお世話になった。
サンクラブのメンバーにもお世話になった。本当に今までありがとうございます。
サッカーの楽しさに出会えた今、改めて感謝します。僕は今、サンクラブにも
礼をいいます。ありがとうございました。
あまり好きじゃなかったサッカーが、感謝でお返しできるようになれた駿佑の成長を、
褒めたいと思います。いつ放り投げるかなあ?と思いながら・・・・見守ってきましたが、
お父さんコーチである文吾コーチのことを、常に気を掛けながらボールを追って
いたのが昨日のことのように思い出されるのです。友達も誰一人いない状況で
6年生に上がる時に、お父さんが加古川市に転勤ということになり、
コーチすらできない状況になったお父さんでしたが、毎週金曜の夜には車で
2時間かけての帰宅を、一年間やり遂げてくれたお蔭で、ずっと君を見守ることで、
おやじを発揮していたと思っています。続けることの大切さは、
一言では言い表せない宝物だと思います。
駿佑! 良く頑張りました。
監督 横谷義信
|