「サンクラブでの思い出」

殿二小学校　卒　　中辻　歩武

僕のサンクラブでの思い出は、数えきれないほどあります。その中で特に

思い出深いものの一つは全日の大会です。勝てば二次トーナメント進出の

大事な試合で、前半、僕はベンチでしたが、後半に出させてもらいました。

１−０で残り時間は数十秒で、誰もがこのままサンクラブの勝ちと思っていた

その時でした、左サイドから抜かれ、相手のパスが中央にスッと渡りシュート。

僕はブロックしようと足を出したが、キックフェイントされ、シュートが決まってしまった。

後、ほんの少しと言うところで同点にされ、僕たちの全日が終わった。

あの時のことは、今でも忘れられない、とても残念な瞬間でした。

二つ目の思い出は、ASがウインターカップのフレンドリートーナメントで

準優勝できたことです。ASにとって、この大会が一番チームが一丸となった試合

だったと思います。HFC戦は、ギリギリだったけど、ギリギリだからこそ、

みんなが一つになれたのだと思います。チームがACとASに分けられ、

ASのキャプテンが僕になったときは、「なぜ僕が？」僕には絶対に

向いていないのに」〜と不思議な思いでした。僕は、僕なりにキャプテンとして

頑張ろうとしたけれど。最後まで、ほとんど何もできなかったと思います。

文吾コーチやASのみんなが、いつも、支えてくれていたので、

最後までやっていけたし、いい結果出せたんだと思います。

最後の思い出は、ガンナーズカップでMPに選ばれたことです。この大会は、

僕の中でも今まで一番いいプレーができたなあと実感できた大会でした。

ティアモ戦では、攻められすぎて、対処するのが本当に大変だったけど、

ギリギリ無失点におさえれました。でも、まさか自分がMVPに選ばれるなんて

思ってもなかったので、本当にびっくりしました。ものすごく嬉しかったです。

監督やコーチからは、色々なことを学んだけど、一番僕に足りなかったことは、

もっと声を出すことだったと思います。中学では、もっと頑張ります。

今まで本当にありがとうございました。

　中辻君の存在が、チームにとってものすごく頼もしく思われる瞬間がやってくるとは

思いませんでした。しかしながら、最後の最後にキャプテンシーを出してくれた時は、

みんなが選んだキャプテンで良かったなと思っています。試合での集中力と読みが、

ズバリ当たることってそんなにないものです。それが、６年の最後でつかんだのだから、

これからが楽しみですね。君とは、沢山のことを話すこともなかったのですが、

１０年後に会ってあの時の話を・・・・・聞きたいと考えていますので、私はそれまで

死ねませんので・・・・。

上手じゃなかったけれど、必死に食らいつく姿勢を見せてくれた中辻君に乾杯！

沢山の思い出、ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　監督　横谷義信