サンクラ・卒業文集
6年生諸君。卒業おめでとうございます。
たくさんの人との出会いから、楽しかったこと、苦しかったこと、悲しかったこと、
嫌だったことを経て、君たちは少しずつ成長してきたんだなあと思います。
学校生活から離れてのサッカークラブでの活動は、ある意味でもう一つクラス
のようなものかも知れません。それが6年間続けてきた証として、卒業記念メタルを
手にして頂きました。大人の世界では、「継続は力なり」と言う格言があるのですが、
子ども達には、この言葉をそのままあてはめるには、少し無理があるのですが、
サッカーに興味を抱くまでに時間がかかった末、大好きになるきっかけをつかんだ
時と場所は、子ども達は忘れないものです。これも、全てが仲間の支えであり、
お母さんやお父さんの支えがあってのことだと考えられます。
此処に、君たちからの思い出を語っていただいた作文を出来るだけ早いうちに
紹介したいと思います。
平野小学校卒 古賀 一平
ぼくの、苦しかったことと、楽しかったことは、合宿です。練習はとても苦しいけど、
きもだめしは、こわかったけど楽しかったです。でも、一番苦しかったことは、
和歌山の南紀の合宿での1500メートル走でした。でも自分は足がおそいので、
あかんと思っていました。でも、3年生から4年生までの間に少し早くなっていたので、
とてもうれしかったです。
忘れられない試合は、最後のファイナルカップでの試合で、相手と引き分けで、
みんな試合に出れる時間が半分半分でした。ぼくは、前半組でした。
前半のはじめに、りょう君がシュートを決めました。でも、あっという間に
決められました。ぼくは、すこしあきらめました。でも、最後の最後に
チャンスがきました。佐藤君のすごいパスが、キーパーをぬいて、
ぼくの足にきました。ちょっとあせったけど、キーパーもディフェンスもいないので、
「ポン」とけると・・・入りました。そのいっしゅんは、とてもうれしかったです。
人生で初めて決勝点を決めました。うれしかったです。
まだ、自分の中で自信のあるプレーはありませんが、ぼくが、もし自信のある
プレーを見つけるとしたら、ぼくのあこがれの香川選手みたいになりたいです。
そして、香川選手みたいに、ハットトリックをとって、いっぱい自信がついてから、
その中から自分の自信あるプレーを見つけたいと思います。これからは、
自信を持ってゴールを決めるということを、みがきたいです。そして、
10年後の自分は、サッカー選手になっています。そして、とてもサッカーを好きで、
今よりも倍好きになっていたらうれしいです。そして、みんなでパーティーをして、
自分がみんなをぬいて決めれるようになっていると思います。
かんとく、コーチ、6年間ありがとうございました。
一平君、ありがとう・・・・・。
君には、「継続は力なり」!・・・その言葉をプレゼントしたいです。
みんなと一緒に始めたのに・・・なんで、ぼくは?って悩んでいた時期が長く
続いたよね・・。低学年から高学年に差し掛かるころには、練習に来るのがいやに
なってきたころがあったと思うのですが、もう来ないかも知れない?
何とか続けてくれないかなあ〜と、強く言えなかった私が今は、とても恥ずかしい
気持ちでなりません。ファイナルカップでの決勝点を決めてくれた時は思わず、
両手をあげて雄叫びを上げている自分に気が付いたのですが・・・・佐藤君が君に
センターリングをプレゼントしてくれたのだから〜一生忘れられないかもね!
そして、レベルに合わせた試合が高学年になればなるほど実現しにくくなっていく
現実の中で、6年生でのACチームに編入したことがプラスとなりました。
廣岡コーチが実に面白く息の長い指導を体験させていただいたお陰で、
此処まで成長できたことと考えています。それに、お母さんの強い心構えと支えが
あったことが最大の要因かと思っています。香川選手のようになって欲しいし、
なれる可能性もあると思っています。一平の素晴らしいサッカー感を最後に
知ることになり、本当に良かったと思っています。
素晴らしい思い出をありがとうございました。
街角で出会ったら・・・・声をかけて下さいね!
監督 横谷義信
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