北河内スポーツ少年団大会(6年生)決勝トーナメント総括(廣岡コーチ編)
【コメント】
2日間で6試合というハードスケジュールの中、決勝戦まで
勝ち進み、中央大会への切符を手にすることができました。
ただ、上位チームのほとんどが全日本少年サッカー大会の
2次リーグと重なったため、ベストメンバーを派遣できなかった
ことを考えれば、手放しで喜ぶわけにはいきません。
一人ひとりが、大会を通じて「できたこと」「できなかったこと」を
しっかりと評価反省し、7月の中央大会に臨んでほしいと思います。
1 コミュニケーションの重要性
人もボールもめまぐるしく動くサッカーのゲームでは、お互いが
常にコミュニケーションを取りながらプレーすることが大切です。
特に守備の場面では、誰が相手に寄せるのか、誰がカバーリングに
入るのかなど、お互いが声を出してコミュニケーションを図りながら、
対応することが強く求められます。
そういう意味では、まだまだDF陣の声は少ないですし、限られた
選手のみ声を出しているのが現状です。
個々の性格の問題もあるとは思いますが、「性格」を変えるのではなく、
ちょっとした「意識」を変えてほしいと思います。
「当たれ」「遅らせろ」「出せ」「落とせ」「前向け」など、いろんな声を
出せるようになってください。
2 状況判断すること、複数の選択肢を持つこと
まだまだ来たボールをとりあえず前に蹴っておくプレーが目立ちます。
やみくもに蹴ったボールはほとんどが相手ボールになります。
せっかく奪ったボールは、自分の一番大切なものだと思って、もっと
大切にしてください。ボールが来る前にフリーの味方を探しておき、
確実にボールを繋ぎましょう。
また、自分のところにボールが来る前に、例えばドリブルなのか、
パスなのか、シュートなのかなど、たくさんの選択肢を持ち、その中から
一番良いと思ったプレーを選択してください。
最初からひとつのプレーに決めていると、必ず敵に読まれます。
3 自分の相手を掴むこと
人数が足りているのに、失点している場面が多々あります。決勝戦の
CKからの失点もそうですし、先の全日本少年サッカー大会の終了間際の
失点もそうでした。
守備に回った時は、自分の相手をしっかりと掴みましょう。お互いが
ゲーム中にしっかりと話し合い、マークする選手を決めましょう。
そして、自分の相手が決まったら、全責任を持ってマークしてください。
4 パス&ムーブ、攻守の切り替え
「パスを出したら必ず動く。」このことは身体が勝手に動くまで徹底して
ください。1秒たりともさぼることは許されません。練習からその意識を
強く持って取り組んでください。
マイボールから相手ボールになった瞬間、また相手ボールからマイボールに
なった瞬間、全員が一気に攻撃や守備に移れるよう、攻守の切り替えを
早くしましょう。
5 いいポジションといい姿勢
ゲーム中は、常にいいポジションといい姿勢になるよう心掛けてください。
たくさん動くことも大切ですが、一番大切なのはフリーになることです。
「味方」「相手」「ボール」「ゴール」を常に意識してプレーしましょう。
ボールばかり追い掛けているのは、体育の授業のサッカーと同じですよ。
さらなる進化を期待しています!!
廣岡コーチ
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