ウインターカップ6年生 結果
日時:平成22年01月17日(日)
場所:牧野小
6年生として最後の公式戦とあって、どのような試合運びが展開されるのかよりも、
みんなの楽しみの中にも自分に課せられた課題をどのような顔で挑んでいるのかを
私は観たかった。観ていて実に楽しかった試合をひとつ挙げるとすればHFCとの試合でした。
単調な攻撃を徹底的に繰り返すサンクラブに対してHFCは状況に応じた攻撃を追求してくる
サッカーをするので、プレッシャーを与えることがないとどんどん調子を挙げてくるので大敗を
してしまう恐れがいつも付きまとっています。ですが今日は相手にしぶとく食らいつく場面が
随所で見られて相手のミスを誘っていたようでした。
思いがけない先取点を石本君が左足でゲットするも数分後にチョッとした気の緩みを
見せるや否やフリーのミドルシュートで追いつかれてしまいましたが、
決定的なシュートは後にも先にもなかったように思います。それだけに悔やまれる同点弾でした。
このようなドリブルの上手な選手がいるチームには適切なポジションにさえついておれば
そう簡単に抜かれることがないので、厳しいプレッシャーを何度も与え続けられる集中力さえ
あれば粘りで勝利をものにできることを幾度となく経験してきているのですが、
このチームでは少し難しいかなと考えていました。
ですが今日のサンクラブは別のチームのようでした。パスの受け手がいつもボールが
出てからでないと動き出すことがなかったのに、先に走って要求する場面もあり、
進歩しているんだなあと・・・偶然かも知れませんが、石本君のシュートはその動きから
実に確実に低く抑えたシュートでした。本人の満面の笑みに表れているように皆が集まってきて
喜びを分け与えていた様子がとても印象的でした。
サンクラブの子供たちは、しっかりボールをとらえて足を振りぬいて正確に強いボールを
蹴れる技術がないので、何処に飛んでいくのか誰もわからいのが面白いと言えるでしょう。
この年代にやっておかなければならないことを隠してまで勝利に執着すると、
とんでもない選手が育ってしまうものです。
私達はサッカーの全体像を理解しながら子供達には観て判断する力と、
それを実行できる選手の育成が指導者の目標であり、そして到達した時が指導者の
勝利だと言えるでしょう。松木コーチのハーフタイムの選手への助言は短くて的確な
アドバイスをされていたので子供達には解りやすかったのではと思っています。
最後に素晴らしいゲームを観戦されたお父さんお母さんに一言・・・・・
初めて子供たちが試合をしたあの時を想像しながら思い返してみてください。
監督 横谷 義信
第1試合
サンクラブ VS SSC
4 - 0 (得点:中辻2点、田中1点、石本1点)
第2試合
サンクラブ VS 宇山SC
1 - 3 (得点:小堀1点)
第3試合
サンクラブ VS SOKA
2 - 0 (得点:田中1点、石本1点)
第4試合
サンクラブ VS HFC
1 - 1 (得点:石本1点)
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