2008年様 ありがとう そして さようなら
サクラカップ優勝から始まったサンクラブの快進撃も全日本選手権大阪予選では、
よく頑張りはしましたが届くことが出来ませんでした。
しかし全日大会に挑む姿勢には確かな手答えを感じっとっていました。
私なりの分析はしましたが、子ども達には力以上のものを発揮してくれていたと思うので
問題となるとコーチ力に尽きます。勝っても負けても悔いるところが必ずあるものなので、
次のステップに繋がるような指導体制を重視した次第です。
勝ち負けははっきり言って問題じゃないのです。
そこに至る経緯が最も子ども達には重要なのです。
悔しさは子ども達を必ず成長させることと思います。
「山は登るより降りる方が難しい」と言われていますが、その通りだと思うのです。
頂点を極めた子供たちの次なる目標は、生きていることを実感するために
上を目指すにはかなりの時間を必要とされるでしょう。
全日大会の当事が6年生に取って頂点だったように思うのです。
知事杯では頑張りはしたが全日大会の頃の気迫には程遠い感がありました。
今日より明日、明日より明後日と言うように日々を重ねていくしかないサッカー人生において、
これから子ども達が大人になってこの小学生の間に得たものをどう生かしていくのかを
見守って行ければと考えています。
夏のオリンピックでの全日本の予選の最下位は実に屈辱を味わいましたが、
全て監督の失態だと私は考えています。オシム氏の情熱ある指導力を前にして
あまりにも形ばかりを考えすぎていた感は否めないと思うのです。
Wカップ最終予選に突入してピンチを迎えた全日本を救うのは監督の手腕にかかっています。
チームを育てると言うことは選手を代えればそれでいいとは言えないので、
監督の精神を変える必要があるように思えるのです。
オシム氏の力を必要とするのではないでしょうか?。戻って欲しい人、日本人以上に
日本の精神を叩き込める人はオシム氏以外にいないように思うのですが・・・。
暮れのスポーツ少年団大会で苦労しながらも優勝を勝ち取ってくれた6年生諸君たちの
頑張りには頭が下がる思いで一杯です。大会こそ全日に比べればチッポケかも知れないですが、
魂を込めて選手をピッチに立たせたことが大成功を納めることになりました。
やればできるんだと言うことを証明してくれた良い試合でした。
今年一年間を振り返ると、世情の不景気に流されることなくサンクラブの持ち味を
生かすことができるように指導していただいたコーチ陣に感謝の言葉を述べたいと思います。
子ども達と一緒になって遊んでくれるコーチの下で、着実に子ども達は成長していくことと思います。今はとにかく楽しみが一杯ですので、お父さんお母さんの暖かいご援助を期待しております。
2008年様 有り難うございました。
監督 横谷 義信
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